ニューエラとかのキャップには、サイズとかブランドとかを示すピカピカのシールが貼られています。これを剥がさずにかぶる人が多いんです。
なんで剥がさないのって、アメリカは商品の返品が割と自由で、何回か帽子をかぶったら返品してお金を返してもらうっていう、ちょっと「なんだかな」な方もいるらしい。返品するためにはこのシールを剥がしちゃうわけにはいかないから、付けたままにしておく。そうしてそのうちそれがファッションになったんでしょうね。
ちなみに値札(プライスダグ)もつけたまんまにする。ジェシー・Jが、プライスダグってわりかしクールなのを歌ってるよね。
B.o.B (ビー・オー・ビー)が曲中でラップしてんだ。ちょっとだけ紹介するね。
Yeah, yeah
Well, keep the price tag
And take the cash back
いぇーい!
値札は取っちゃダメだよ
返品するんだからさ
金を返してもらうんだ
でも、ぼくは剥がすよ。
この写真の野球帽は記念のものだから剥がさずにいるけどね。...そいえばこの帽子かぶったことない。
野球帽は似合わないんです、ワタクシ(´・ω・`)
こっちの写真の帽子はワークキャップっていわれるもの。つばに同じく金色のシールが貼ってあったんだけど、剥がしました。けれどもほとんどの人は剥がさずにシールをそのままつけてるのですな。つばの裏に付け替える人もいたりする。
米国バージニア州リッチモンドの人から買った日本製カメラ:
「オリンパス Olympus 35RD」
このカメラにはトップカバーにシールが貼ってある。帽子のシールは剥がすくせに、このシールはわざわざ貼ってるの。昔のカメラだから、シールの糊が弱くなっちゃってすぐ「ぺろ」って剥がれるから、両面テープを使って貼り直しました。
「PASSED」 って書いてある。日本の検査機関が輸出用に検査して合格(パス)したという認証シールです。このカメラはアメリカ市場だけに製造されたカメラです。
「JCII 」は財団法人日本写真機検査協会(後に日本写真機光学機検査協会)Japan Camera Inspection & Testing Institute のイニシアル。
「JMDC」は財団法人日本機械デザインセンター Japan Machinary Design Center のイニシアルです。
日本製のカメラやレンズが粗悪で悪いイメージが浸透すると困るから、業界団体がちゃんと検査・検品して認証したものにはシールを貼ってから輸出したそうです。1959年にこの制度が始まって1992年まで32年間続いたそうです。今ではもう昔のことですね。働いていた職員さんはどうなっちゃったんでしょうね。
このシールはちょっとクール、平たく言えばかっちょええかなって思うね。だからわざわざ両面テープで貼り直してつけています。
おらもミーハーなのですな(*´σー`)
Money cannot buy your happiness.
... Dumb right!
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このカメラで撮った写真を一枚。フィルムはフジのナチュラ1600
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