〜 タバスコとシナモン 〜

カメラと写真・朽木鴻次郎

ローソク一本でも写るってことは

1960年台半ば、オリンパスの桜井栄一氏が「『ローソクの光でも写ります』というキャッチフレーズにやられた」と悔しがったのがヤシカエレクトロ35シリーズ。

オリンパス自動露出で絞りもシャッタースピードもプログラム式を採用していた。プログラム式だとシャッタースピードはせいぜい1/15秒どまり。一方、ヤシカエレクトロ35で絞り優先式を採用して、30秒という長時間露光も可能にした。「ローソク一本でも写る」というキャッチが可能となりそれが市場にウケたのであると(「ズイコー夜話」pp.151-152)。

 

とはいうものの、コンパクトなヤシカエレクトロ35CCを手持ちでぶれずにガッチリとホールドするのは難しい。ローソク一本、光が暗くても写るってことは、しっかり構えないとブレるってこと。

 

こんなふうに。

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京都三条大橋東詰、出雲阿国

 

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高倉三条上ルの古道具屋さん・本当はすんごい雰囲気あるんです。

 

本気出して、ちゃんとホールドすると、こんな感じ。

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えっへんヽ(´▽`)/ 

 

Yashica Electro 35CC w/ Kodak T-Max 400 asa 160 setting

 

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