・デジタル技術が進歩し、カメラ(フィルムカメラ)はデジタルカメラやスマートフォンに地位を奪われたのは間違いない。
・一方で、インターネットやコンピュータ技術の発展のおかげで(それだけではないものの)、フィルムカメラやフィルムカメラを使って撮った写真は、生き延びているとも考えられる。
1. ヤフオクやeBayなどのオークションサイトで、古いカメラの流通が促進されている。各国の郵便・宅配がインターネットで簡単に追跡できて安心です*1。実店舗もネットで広く情報発信していたり、ネット販売を並行して行なっているところもある。
2. ヤフー簡単決済やPayPalのような決済システムが、ネットでの流通促進を側面補助している。
3. インターネットの普及により、古いカメラの取扱方法、不具合対処情報などの共有・見える化が進んでいる。
4. 日本郵便やヤマト運輸などの高度洗練化、荷物追跡サービス、決済サービスなど、信頼できる物流と付加サービスの高度化もまたネット流通を側面から補助している。
5. インスタグラムなどのSNSでフィルム写真やカメラに触れる機会が増え「私もやってみようかな」というきっかけになっている。
近所の写真屋や量販店が拒否するような昔のフォーマットの写真の現像を郵送とインターネットダウンロードが可能にしている。
古いカメラの入手が手軽になり、使い方がわかるようになっている。近所の写真店や量販店、カメラ中古店でさえ入手が容易でなくなっているフィルムがインターネットでは探すことができる。こういったことは、必ずしもネットオークション・ネット販売だけではなくて、インターネットやSNS情報で実店舗を探すことも含めてです。
フィルムの写真や昔のカメラは、趣味の世界かもしれないけれども、まだまだ、しぶとく、しぶとく続いていくんじゃないかな。
© 旅芸人・tavigayninh・朽木鴻次郎
姉妹ブログ:生活と愉しみ 〜 ハリセンボンのおびれ
ツイッター:https://twitter.com/tavigayninh
インスタグラム: tavigayninh
*1:完全じゃないけどね。