〜 タバスコとシナモン 〜

カメラと写真・朽木鴻次郎

フィルムカメラ・最初の一台のオススメ:レンズを交換してみたい?

フィルムカメラ、最初に何を買ったらいいのか? オススメは何か?

 

 

フツーのオススメ

「これが欲しい」「憧れはこのカメラ」っていうお目当てがあればそれを使ってみるべきだと思います。そんなお目当てがないときには;

・レンズ固定式

・露出設定は自動

レンジファインダーでピントを合わせる

いわゆる昔の「大衆カメラ」「ご家庭・ファミリーカメラ」と言われるものがオススメです。

kuchiki-kohjiro.hatenablog.com

 

レンズ交換してみたい!

デジタルでレンズ交換式の「デジイチ」や「ミラーレス」を使ってらっしゃる方、また、そうでない方でも:

フィルムカメラでもレンズ交換してみたい!

そんな方も多いと思います。フィルムカメラでもレンズ交換してみたいな、って。

レンズ交換ができると、望遠とか、広角とか、接写とか、レンズを変えることで色々な写真を取ることが楽しめます。

 

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 チョイスはふた通り 

フィルムカメラで、レンズ交換ができるタイプのオススメは、ふた通りのチョイスがあります。

1. レンジファインダー式カメラの「L39マウント」

2. 一眼レフカメラの「M42マウント」

「マウント」ってレンズとカメラボディをつなぐサイズや仕組みのことです。同じマウントでないとカメラにレンズを取り付けることができません。

 

レンズ交換式のデジタルカメラをお使いならすぐお分かりと思います。デジイチとミラーレスのマイクロフォーサーズでは通常は互換性がないですね。キャノンのレンズはニコンのカメラに普通は使えない、そういうことです。

 

レンジファインダーでも一眼レフでも、いろんなマウントのカメラ・レンズがあるんです。その中でも、

1. レンジファインダー式カメラの「L39マウント」

2. 一眼レフカメラの「M42マウント」

 

このふたつをオススメしたのは、これまたふたつの理由があります。

a.  入手しやすいこと

b.  入手しやすいために、拡張性に優れていること

 

入手しやすいから価格もそれなりにリーズナブル(なものからお高いものまで)。入手しやすいから、標準レンズと言われる50mm程度のレンズから広角、望遠、ズームと揃えやすい。拡張性が高い、そういうことなんですね。

もちょっとだけ詳しく説明します。

 

1. レンジファインダー式カメラの「L39マウント」

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レンジファインダーって、距離計のことです。距離計とレンズのピントが連動していて、ファインダーの中で二重に見える像を合致させるとピントが合います。そういうカメラをレンジファインダーレンジファインダー式カメラと言います。

レンジファインダーにもいろんな種類のマウントがあるのですが、オススメは:

 

L39マウント

 

レンズの種類が豊富でお値段も手頃なもの(からものすごく高いものまで)があります。

 

ぼくは、上の写真のゾルキー」というライカをコピーしたソビエト・ロシアのカメラを使っています。ぼくのゾルキーは「アタリ」だったのかとっても操作がしやすいのですが、ゾルキーの場合は「ハズレ」も多いみたいです。

 

どうせなら、「いきなりライカ」に行ってみるとか、

キヤノンの古いカメラを探してみるとか、

最近まで日本のメーカーのコシナが「ベッサ(Bessa)」というカメラを製造して販売していました。新しいカメラですし、日本のメーカーですし、いいかも。

 いろいろチョイスも広がります。

 

「距離計連動式のレンジファインダーでL39マウントのカメラを見せてください」

 

中古カメラ屋さんに行って、そう聞いてみてはどうでしょうか。いきなり「ライカ」を勧められるかも?

 

2. 一眼レフカメラの「M42マウント」

 一眼レフって、要するにこんなカメラです。

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デジタル一眼レフを使ってらっしゃる方は、イメージしやすいですよね。三角帽子がトレードマーク。
 

一眼レフなら、M42マウントのものがオススメ。

 

レンジファインダーでL39マウントをオススメしたのと同じ理由で、M42マウントはレンズの種類が豊富でお値段も手頃なもの(からものすごく高いものまで)があります。

あまりマイナーなマウントのカメラ・レンズを最初に選んでしまうと、交換レンズを探すのが難しくなってしまいます。これはレンジファインダー式のカメラでも同じことなんですが。

 

例えば、ぼくは二眼レフで有名なローライがかつて販売していた一眼レフの「ローライのQBMマウント」(一番上の写真)を使っているんですが、あまり、フツーにはオススメはしません。M42マウントのカメラ・レンズに比べて入手しにくいからです。*1

 

3. M42マウントでなくたってさ!

M42マウントの一眼レフをオススメしたのはしたんですが、そのほかにもオススメはあります。

a. 一眼レフ ニコン

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もちろんニコンのフィルム一眼レフも評判がいいです。 写真はニコンのnew FM2というカメラです。かっちりと機械として使っていて楽しいカメラです。ニコンのマウントは、ニコンの一眼レフの色々な機種の間での互換性を重視した設計になっているようです。ぼくは持ってないですけど、F、F2など、昔のカメラですが、ニコンの旗艦機(フラッグシップモデル)で今でもすごく人気があるみたいです。

ニコンFなんかぶら下げてたら、「おおおおお!すごい!」って言われるよ。

 

b. オリンパス OM シリーズ

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OMマウント対応のレンズもたくさん出ています。OM-1、OM-2、OM-2nなど、まだまだ市場あります。小さくコンパクトでありながら性能のいいカメラなので、カメラ女子に人気のあるカメラという評判です。

・古いものだとファインダーのプリズムが腐食している個体もあるようなのでよくチェックして整備されているものを購入するようにご注意ください。

 

4. レンジファインダーと一眼レフ、どっちがいいの?

それでは、レンジファインダーと一眼レフのどっちがいいのでしょうか?

それぞれにいいところがありますので、どっちがどっちとはいえないと思います。

大胆に言い切ってしまうと:

・街中のスナップや旅行の記念写真には → レンジファインダー

・接写や望遠、写真を「作画」したいのなら → 一眼レフ

そんな傾向はあります。

でもやっぱり触ってみて、持ってみて、しっくりくるのを選ぶのがよろしいかと思いますよ。

 

まとめ・どうして「オススメ」したのか

レンズ交換式のカメラを購入するときは、そのカメラに合うマウントレンズの手に入りやすさや拡張性を考えてみるのがいいと思い、上のようなオススメになりました。

レンジファインダーと一眼レフとどっちがいいの?どのマウントのカメラ・レンズを選んだらいいの?

カメラの操作性とか性能も大切ですが、ここでは手に入りやすさ、将来の拡張性の高さという観点から考えてオススメしてみました。

 

そんなのカンケーねえ!

L39? M42?そんなことは関係ない。ワタシは想い入れのあるカメラ・レンズを買うのだよ! と、仰る方。素晴らしい。

実はぼくもそうでした。

kuchiki-kohjiro.hatenablog.com

 

ホントのオススメ

ぼくのオススメは、欲しいものは、全部買う。迷ったら、全部買う。どんどん買う!

 

・レンズ固定式の楽チンカメラ

レンジファインダーL39

・一眼レフM42

・かっこいいと思うカメラやレンズ

全部手に入れる。世界はあなたのものだ。

 

なはははは。

 

 

 © 旅芸人・tavigayninh・朽木鴻次郎

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*1:eBayなら手に入りやすいんだけどね(ボソっ)...ツアイスとかシュナイダーのレンズもあるんだけどね(ボソっ)