ぼくは、ローライSL35/350というカメラを使っています。レンズ交換式の一眼レフカメラです。だからRolleiflex SL (single lens)。
レンズ交換式のカメラのレンズとボディを接合する部分の規格・機構のことを「マウント」「レンズマウント」というのですが、このカメラのマウントは、「QBM:クイック・バヨネット・マウント、簡易着剣式」というものです。
ローライ以外のカメラでは使われていません。いろいろな事情があったんでしょうね。マウントが違うボディとレンズはお互いに使用できないんですが、アダプターを使って、別々の規格のボディとレンズとを装着することができます。
ローライさんは、このカメラを出した当初の1970年代から純正のアダプターを出しています。ライカのLマウント、Rマウント、それとこのM42=プラクチカレンズマウント、この三種類のレンズをつけるためのアダプターがそれぞれローライ純正で存在しています。
写真を二枚掲載しました。同じアダプターです。M42=Practica (プラクチカ)タイプのマウントレンズをローライSL35シリーズのQBMマウントを持つカメラ本体に接続するためのアダプターです。フォクトレンダーって銘打ってあります。カメラの老舗ですが、70年代の当時、ローライの子会社でした。
輪っかが「二重」状になっています。これは、「絞りピン」があるタイプのM42レンズを装着したときに、絞り込み測光を可能にするための機構です。もちろんシャッターを押したときに、適正絞りに絞り込むためのものでもあります。もちろん、ピンが付いていない、古いタイプのM42マウントレンズも装着することもできます。
M42マウントのパンコラーを装着してみました。
シマシマのゼブラレンズでございます。
別のM42マウントレンズを装着した一例はこちら。
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