ソビエト・ロシアの鬼戦車 T-34。でっかい砲塔に強力な85mm戦車砲を積んで爆進しています。
上の写真ではマインプラウ、地雷除去のための「鋤(スキ)」を前面に装備しています。東ヨーロッパを解放し、ベルリンへと進んでいる雄姿でしょう。そもそもT-34はその登場からして東部戦線でドイツ兵を震い上らせた...
などと、戦車の話は枕でございます。
同じくソビエト・ロシアの85mm。
こちら、カメラレンズ、MC Jupiter-9 f2 85mm、M42マウントです。ツァイスのゾナーの系統らしい。ネットでググるといっぱいウンチクが出てきます。
アダプターリングを介してローライフレックスSL35に装着したところ。でっかいレンズなのですが、そんなにバランスは悪くならない。
このレンズの特徴は「プリセット方式」と言われる絞り機構。この写真の一番上のギザギザリングは普通の絞りリング。絞りf.8に合わせてあります。ボケちゃってる一番下は、ピントリング。真ん中のリング、一定間隔でギザギザ刻まれている。これがプリセット・リングです。
使い方は、というと....
1. 露出を決める。例えば絞りを「f.8」に合わせておく。上の写真です。赤ポッチが数字の8のところにセットされていますね。クリック感の手ごたえが気持ちいです。
2. この↑写真のように、ピントを合わせるために、プリセットリングで絞りを解放まで開ける。絞ったままだとファインダーが暗くてピント合わせしずらいからです。
3. ピントを合わせたらシャッターを押す前に、プリセットリングを回して本来の「f.8」まで絞る。この↑写真ですね。最初にf.8に設定してあるので、ロックされていてそれ以上に絞られない。
プリセット絞り機構。使ってみれば仕組みはすぐ理解できます。一眼レフの機構として、現在はシャッターを押すときに自動的に設定した絞りまで絞り込まれるのですが、そこに至るまでの工夫の一つがこのプリセット方式だそうです。めんどくさいっちゃめんどくさいですが、使ってみるとそこまで面倒でもないです。
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Rolleiflex SL35にこのレンズを装着して、先日、都下・国立(くにたち)の写真を撮ってきました。フィルムはフジの業務用ISO100です。
JR中央線・国立駅のホームです。中野までほぼぼぼまっすぐに伸びるレール。この駅のホームはすごく立派になりました。
一橋大学の図書館の電灯。ボケねらいでござりますヽ(´▽`)/
大学の兼松講堂。
天気も良かったし、懐かしくいい写真が取れました。
© 旅芸人・tavigayninh・朽木鴻次郎
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